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くろべの文化が始まる場所♪黒部市国際文化センター・コラーレ

ウェルカム・トゥ・コラーレ

黒部市国際文化センター・コラーレ

JR北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅から西へ車を走らせること約5分。目の前に薄桃色の大きな建物が見えてきます。今から約21年前の平成7年(1995)11月にオープンした黒部市国際文化センター・コラーレながです。地域の皆さんからは、「コラーレ」と親しみを込めて呼ばれとるがですよ。県内唯一の野外にある能舞台をはじめ、大ホールや展示室、和室に学習ゾーンなど、様々なシーンに対応できる文化センターとして、黒部の芸術文化と国際交流の拠点を担っています。
この「コラーレ」という名前、オープン前に愛称を募集したところ、全国から6,522通もの応募があり、その中から選ばれたそうながです。富山県民なら当たり前に使う馴染みある方言「来られ」。「こっちに来られ(こっちにいらっしゃい)。」という風に使われます。この「来られ」が持つWelcome(歓迎する)な気持ちと、「ラーレ」と発音を伸ばすことでイタリア語の様なおしゃれな語感になること、そして「Collaboration Of Local Art REsources(地域創造発信の場)」の頭文字を取ると「colare」になることから命名されたとか。まさに三拍子揃った愛称ながです!
コラーレの設計は、ユニークな建物を生み出すことでも知られている建築家の新居千秋さん。館内に入ると、ガラス壁が飛び出だした様な部屋!?が迎えてくれます。これは外観が逆三角形に見える建物の一部ながですって。「なんだか外にいるのか、中にいるのか分からない不思議な感じになりませんか?」とおっしゃるのは事務局長の鮫澤祐二さん。今回は長年コラーレの運営に携わってこられた鮫澤さんにお話を伺ってきました。

県内唯一の野外にある能舞台
エントランスロビー

じぃ:館内を見学することもできますぞ!黒部の山々が望める展望室がおすすめ

Mrs.モルソフによせて

コラーレには、全886席の大ホール「カーターホール」があります。有名なアーティストはもちろんのこと、地域の方々や子ども達の活躍の場として活用されとります。
このホールで一際存在感を放っとるのが、鮮やかな赤い色が印象的な椅子達。大抵、客席の椅子は既製品が使用されるそうながですけど、こちらは新居さん自らが設計されたこだわりの椅子ながです。しかもその椅子に「Mrs.モルソフによせて」という名前まで付けられました。新居さんが大好きなフランスの文豪・バルザックの著書「谷間の百合」に登場する、モルソフという婦人の名だそうです。作中に、その婦人の肩へ主人公が口づけする場面があるそうながですけど、そんなシーンを座るだけで想像し、ひとつの物語が始まることを期待させたくて、椅子はその婦人の背中をイメージして作られたそうながです。
また、椅子の他にも、カーターホールは天井が高く、音が良く伝わるという特徴があります。ステージ上で普通におしゃべりしているだけの声でも、最奥の3階席までちゃんと聞こえるがですよ。つまり、奥に行くほど広がりのある音を楽しめるので、2〜3階の客席はクラッシックコンサートなどにおすすめながです♪
さらに、アーティストが演奏する手元をよく見たいという方には、客席の両側にある鳥が翼を広げたようなウイング席がおすすめ。高い所からステージを見下ろす感じの作りになっているので、ピアノを弾く指先までよく見えるとか。演目によって座席を変えてみるのもおもしろそうながですよ。

ステージから見たウイング席。ステージと客席との距離が近い!
新居さん自らが設計されたこだわりの椅子「Mrs.モルソフによせて」

自由に集い、気軽に参加し、夢を共に叶える

コラーレを支える運営委員の皆さん

「地域の人達の知恵と力をお借りして、文化ホールを作り上げてきました」と、鮫澤さんは仰います。コラーレは建設前から一貫して”市民自らの意志と手による運営”を実施されてきました。年間を通して行われるイベントも市民の皆さんが企画・参加されるものが多く、またそれを支えるのもボランティアの皆さんながです。コラーレは沢山の人達の参加や協力によって運営されてきたがですね。
「何か参加してみたいけど何から始めれば?」と言う方には「コラーレ倶楽部」がおすすめ。入会すると、チケットの優先予約や割引特典はもちろんのこと、やってみたい事を具体化する「アクティブグループ」に参加することができるがです。例えばピアノ好きな大人が集まり活動するグループや、自主事業公演等で会場案内を行うボランティアグループなどなど。もちろん、自分でグループを作ることだってできるがです!
コラーレの楽しみ方は十人十色。学習ゾーンのソファーでゆったり読書してみたり、天気の良い日に子供と池の周りをお散歩したり、仲間と一緒に習い事に精を出してみたり・・・思い思いに集まって、それぞれの時間を有意義に過ごせるのがコラーレながです。
お気に入りの楽しみ方を見つけに、コラーレに来られ~!!

ドラマキッズ公演の様子
今年で19回目を迎えた「24時間ぶっとおしライブ」

太陽:イベントや公演をやりたいときには、コラーレのスタッフさんに声を掛けてみて欲しいがです。ノウハウを提案しながら一緒にお手伝いしてくださるそうじゃ。姫:みんなの「やってみたい!」を支えてこられた舞台運営のプロながです。なんとも心強いちゃね!

【黒部市国際文化センター・コラーレ】
●所在地
〒938-0031 富山県黒部市三日市20
TEL:0765-57-1201/FAX:0765-57-1207
E-mail:info@colare.jp
●アクセス
列車・バスで/あいの風とやま鉄道「黒部駅」またはJR北陸新幹線「黒部宇奈月温泉駅」から富山地方鉄道バスで約10分
自動車で/北陸自動車道黒部ICから約7分
徒歩で/富山地方鉄道「東三日市駅」から約10分
●地図 GoogleMapで詳しくみる
●ホームページ
http://www.colare.jp/

(2016年12月6日)