こだわりが光る隠れ宿「延楽」
2009年にオープンした檜の露天風呂「華の湯」は、湯船のみならず、床から洗い場にいたるまで、檜づくしの空間。初めて訪れた人は、誰もが感嘆の声を上げるというこのお風呂。樹齢400年の木曽檜を使い、宮大工さんの手によって贅沢なお風呂にしつらえました。たっぷりのお湯をなみなみとたたえる水面は、さながら鏡のよう。やや深めのお風呂で、檜の香りに包まれます。対岸の景色が映り込むお湯に身を浸していると、まさに自然に溶け込んでいくような感覚です。

露天風呂はまだまだあります。1階にある「琴音の湯」には、野趣あふれる岩風呂と、落ち着きのある檜風呂のふたつを備えており、ついつい長湯をしてあっちに入ったり、こっちに入ったり・・・。ふたつのお風呂の間には階段で多少の高低差もあるので、それぞれに眺めを楽しめます。対岸に見える小さな滝が、この露天風呂の名前の由来にもなった「琴音の滝」。河原の木々に手が届きそうなくらいで、黒部川もすぐそこ。ザーッという川音が響き、間近に迫る黒部峡谷を肌で感じることができます。
延楽の館内では、いろいろなところで芸術に対するこだわりを感じることができます。ゆかりの作家さんたちの作品も多く、お客様の好みに合わせて準備されることもあるとか。また、「作品」は、飾られている絵画や陶器だけではありません。例えば壁に、キラキラと光る砂がダイナミックにちりばめられていたり、何の変哲もない鉄扉に、金色が刷かれていたり。土壁に描かれた大きな鏝(こて)絵もあります。抑えた照明に浮かぶ、職人さんたちの技と情熱が傾けられた素晴らしい空間。随所にさりげなく活けられている季節の山野草もステキです。
露天風呂が付いている特別なお部屋も見せていただきました。その名も「貴賓室」! この日はお天気も良かったので、窓外に広がる山のみどりも鮮やか。露天風呂のあるベランダに出て、下をのぞくと、翡翠(ひすい)色の黒部川が見えます。(ここは14階・・・。)ちょうど流れがカーブするポイントとなっているので、白い波が立っています。そして、この高さでも響いてくる川の音。思わず深呼吸すると、からだ全体が、すがすがしさで満たされていくようです。蛇口から注がれるのは、もちろん黒薙から引いた温泉。こんなぜいたく、めったに味わえません!
お体の不自由な方でも、安心してごゆっくりお過ごしいただけます。
部屋付きのお風呂には、入浴リフトや専用座椅子をご用意。お部屋は十分な広さを取り、車いすでの移動もスムーズです。照明はセンサーが感知して自動点灯。お手洗い(身障者用トイレ)もゆったり、介護の方にもやさしい設計となっています。
インテリアにも意匠を凝らし、目を見張るほどのハイクラスなお部屋です。
〈温泉概要〉
泉 質 弱アルカリ性単純泉効 能 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・
運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・など
くじき・慢性消化器病・痔症・冷え性・
病後回復・疲労回復・健康増進
〈施設案内〉
露天風呂2(男女入れ替え)、大浴場2(男女各1)









