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第14回 達人

「お寺は地域の文化サロン①」
雪山俊隆さん

(白雪山善巧寺 第22世住職)

第14回 達人「お寺は地域の文化サロン①」雪山俊隆さん

23歳で住職に

富山県黒部市浦山 善巧寺(ぜんぎょうじ)

雪山さんは、黒部市浦山にある善巧寺(ぜんぎょうじ)の住職。開基は500年以上前というたいへん歴史あるお寺に生まれ、後継ぎとして仏教の道に進まれました。先代住職が早くに亡くなられたこともあり、高校時代にはすでに住職になることが決まっていて、京都の仏教系の学校に通いながら、週末は帰ってきてお寺の行事に参加するという日々を過ごされたがです。
「お寺を継ぐのがイヤということは全然ありませんでした。これまでお寺のやってきたことには誇りを持っていたし、先代が残したものも大切に思っていました。」
それなりの考えや意気込みもあって継いだお寺でしたが、「最初はお人形だった。僕の意見なんて誰も求めてなかったし、座っていればいい、という状態で。」すべてが用意され、自分の意見をまったく聞き入れてもらえない状況に、なかなか気持ちの整理を付けられんかったそうです。

境内には大きなイチョウの木。なんだか心がおちつくのぅ。

わたくしも姫としての苦労がいろいろ…

地域に開かれたお寺

雪山さんのお父さんでもある先代住職が昭和54年(1979)に始めた「雪ん子劇団」をはじめ、地域に開かれたお寺としてさまざまな活動が行われてきた善巧寺。先代の隆弘さんは、大阪・常見寺に生まれ、子どものころから演劇に親しみ、早稲田大学文学部演劇科へ入学。その後、産経新聞の記者となり、10年間のジャーナリスト生活を経て、僧侶へ転身されたという経歴の持ち主ながです。善巧寺の跡取り娘である玲子さんと結婚され、35歳で善巧寺の副住職に。演劇や芸能といった自分の経歴を生かし、本堂を利用して日曜学校、演劇公演、落語会などを開くようになったそうです。
「法要以外のイベントをすることには、最初は反対意見もあったと思います。特におじいちゃん、おばあちゃんたちには、なかなか理解してもらえなくて。でも、逆に同年代の人たちは賛同してくれて、力になってくれたみたいです。」

善巧寺の門徒会館はカフェのよう

木のぬくもりがやさしい、カフェさながらの門徒会館。地域の人々が集ったり、様々なことに利用されとるそうながです☆

お寺は文化の発信地

多くの人が集える場所として、積極的にお寺を開放することに力を注いだ先代住職。地域の人を呼び込んで、「日本一おいしいお酒を飲む会」、「美味しいお菓子を食べる会」などの楽しい行事も行われとったそうです。
子どもたちのために、盆踊りも復活させました。「先代は、お寺の活動の中でも、子どもをメインに据えていました。子どもたちを楽しませよう、という考えが根底にあったようです。」
「雪ん子劇団」も、演劇を通じて表現力を養い、子どもたちの世界をもっと豊かにしようと始められたもの。「みんな主役」がモットーで、子どもたちの心を育てる「もうひとつの学校」でもありました。子どもの人数が少なくなったことに加え、小学校の統廃合の影響で団員は減少しているそうですが、現在も活動を続けとるがです。
そんなお寺の子として育った雪山さんは、お寺で行われるさまざまなイベントも自然に受け入れ、「お寺を文化活動の拠点に」という考え方を受け継いでおられるがです。

花まつり
雪ん子劇団