富山・黒部・宇奈月・魚津・入善・朝日のことを教えて、達人!黒部講座

恵みの多き富山 黒部の里。美しい自然に囲まれ、おいしい海の幸・山の幸が満載のまちです。そんな土地を知り尽くした達人たちに、暮らしのなかで感じる魅力を伝授してもらいます。

第19回 達人 (1/2)

「バタバタ茶&楽しいおしゃべりで元気!」

米丘富美子さん、平木利明さん

・米丘富美子さん(バタバタ茶友の会)
・平木利明さん(朝日町商工会)

世間話に花が咲く

バタバタ茶を求めてやってきたがは、富山県朝日町蛭谷(びるだん)にある「バタバタ茶伝承館」。ここは、平成22年(2010)4月にオープンした施設で、月・水・金・土の10:00~15:00に開館し、実際にバタバタ茶のお茶会を体験することができるがです。
中に入ると10人ぐらいおられて、とってもにぎやか☆「ここ座らっしゃい。」って案内されて、お話の輪に混ぜてもらいましたヽ(≧∀≦)ノ さっそくお茶碗と茶せんを渡されて、「自分でお茶を入れて、泡立てて、飲むが。何でも好きなもの取って食べられ。」と、ゆる~い感じでスタート。「体験」っていうと、なんだか構えてしまう感じながですけど、実際は地元の人たちと一緒にバタバタ茶を飲んで、おしゃべりして、まるでお友達の家に遊びに来たような感じながです!
初めての人が来られても、顔なじみなのかと思ってしまうくらい、とってもフレンドリーな雰囲気。すっかり馴染んでしまって、何回でも来たくなってしまうがです。

バタバタ茶伝承館 とってもフレンドリーな雰囲気
ユニークなお茶の風習
バタバタ茶とお茶うけ

茶せんを振る慌ただしい様子から、その名が付いたとも言われる「バタバタ茶」。お茶碗は、手になじむ丸っこさがかわいい五郎八(ごろはち)茶碗。抹茶茶碗より小さく、ちょっと深めになっとるがです。真ん中に置かれた大きな鍋からお茶を茶杓で汲んで自分のお茶碗に入れ、茶せんをシャカシャカお茶のなかで振ると、お茶がブクブクと泡立ってきたが!でも泡々には程遠く・・・それに比べ、お手本で見せてもらったバタバタ茶は、カプチーノみたいに細かい泡がこんもり!やっぱりバタバタ茶名人の技は違います。
お茶会のお世話をしておられる米丘富美子さんは、富山県が認定する「食の語り部」でもあり、お茶の合間に楽しいお話を聞かせてくれるがです。「蛭谷では、命日のときなどにみんなで集まってお茶を飲んどった。私たちは、小さいころからおばあちゃんに連れられて、近所にお茶を飲みに行っとったが。何よりも『お茶が第一』で、他の用事しとったら怒られるがよ。」・・・まさに、バタバタ茶の風習は生活の一部だったがですね!

コロンとかわいい五郎八(ごろはち)
市姫:仲間に入れてほしいがです~!!
田舎でほっこり☆癒やされる

お茶受けでテーブルに並べられとるお漬物などは、ここに集まっとられる地元の人たちが、おうちで作って持ち寄ったもの。皿のひとつに箸を延ばすと、「このワラビはね、そこにおるおじいちゃんが山で採ってきたが。山菜とりの名人ながよ!」って、すかさず向かいの席の人が教えてくれました。どれもこれも、すっごいうんまいがですけどー!(#≧ω≦)ノ もう、ええ仕事しとらっしゃるがですっ♪
「これ、うまいねえ。どいがしてつくるがけ?」って普段のままの会話が交わされて、あたたかい雰囲気のなかで時間が流れていきます。ほかの場所でもバタバタ茶の体験をすることはできるがですけど、このアットホームな感じは蛭谷集落のなかにある施設ならでは。いくらバタバタ茶が名物とは言っても、個人宅に入っていくのは憚(はばか)られるし、迎える方も準備が必要。その点、「バタバタ茶伝承館」なら遠慮なく訪ねることができて、自然な田舎の雰囲気を味わうことができるがです!

手作りのお漬物や山菜を持ち寄ります。
じぃ:どれも懐かしい味ですちゃ☆

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